カナダのブリティッシュコロンビア大学小児科の研究者らは、肉類中心で魚の摂取量が少ない北米圏の食事は、必須脂肪酸のひとつ「オメガ3脂肪酸」が不足し、乳幼児の目や耳などの神経発達を阻害する可能性があると発表しました。
オメガ3系脂肪酸には、サケやニシンなどの脂に多いドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、また、エゴマやシソ、亜麻仁の種実に多いアルファリノレン酸があります。
研究者は「健康を改善するには妊婦と授乳期の女性に限らず、すべてのヒトが様々な種類の果物、野菜、全粒穀物、ナッツ、卵、魚を摂取すると同時に加工食品と調理済み食品を最小限に抑えることが必要」と述べています。
(NPO全健協 けんこう293)