「オゾン発生器買わない方が」国民生活センター

2009年8月27日付読売新聞 より

国民生活センターは27日、室内の除菌・脱臭効果をうたった家庭用オゾン発生器の中に、人体に影響を及ぼす高濃度のオゾンを排出するものがあると発表した。

オゾンは特有のにおい、強い酸化力を持つ気体。水や空気の浄化、有機物の除去など工業分野で利用される一方、空気中の 濃度が0・1ppm程度で鼻やのどに刺激を感じ、5~10ppmで呼吸困難を起こす可能性があるとされる。日本産業衛生学会は労働者の作業環境基準を0・ 1ppmとしている。

国民生活センターは今年5~8月、酸素を取り込んで吹き出し口からオゾンを排出する家庭用の発生器7銘柄を通信販売で購入。

試験室で30分間運転したところ、3銘柄で、10分以内に室内のオゾン濃度が0・05ppmを超え、運転停止後には0・31~1・01ppmになった。排出口から10センチの場所では、2・2~10・2ppmに達した。

全国の消費生活センターには2004年度から5年間で、「気分が悪くなった」などオゾン発生器の安全性に関する相談が計67件寄せられた。

(以上抜粋)

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【代表・鈴木より】

新型インフルエンザ対策商品としてオゾン発生器や放電式によりオゾンを生じる空気清浄機が販売されています。

オゾンは強い酸化作用があり、濃度によっては健康被害をもたらす可能性が指摘されています。

健康への影響は個人差が大きく、適切に使用すれば効果がないというものでもないと思いますが、家庭には赤ちゃんや高齢者もいる場合がありますから、広く安全性が求められるのも当然とも言えます。しかし、だからといってこのジャンルの商品を一律に「買わない方がいい」というのは問題があります。

過去に「蒟蒻畑」が担当大臣の心ない発言で回収・製造休止となり製造会社だけでなく、こんにゃくいも生産者や地域経済にも深刻な打撃を与えたという事件がありました。明らかな失政です。

行政はこのような失敗を教訓に、オゾン発生器については十分に製造者側と話し合い、製造販売者、消費者双方にメリットのある現実的な方策を講じる必要があるでしょう。

ところで、新型インフルエンザウイルスを除去する機能付き空気清浄機は大手家電メーカーもそれぞれ出していますが、電気化学的な作用によるためオゾンの増加や周辺空気の変質の可能性があります。

弊社では国内大手製紙メーカー製の植物由来天然成分製フィルターを使用した高性能空気清浄機の販売を開始しました。

公的試験により、鳥型インフルエンザウイルスの除去率99.97%を確認。しかも、オゾンなど人体への有害成分の発生がなく、新型インフルエンザ対策製品として期待されています。

お問い合せは弊社までお気軽にお寄せください。

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